【[読まなくてもいい本]の読書案内】を読んで。

僕たち社会人には時間がない。

 

独身で自分以外の事に時間を使わなくて良い身分でこんな状況だと、家族が、特に子どもができた場合は、1日の中で自分のために使える時間は30分にも満たないのでは、、、と悲観的になってしまう。

 

そんな状況にも関わらず、学ばなければいけないことが僕たちにはたくさんある。それにも関わらず、社会人の僕たちは【僕たちが学ばなければいけないこと】から自分で探して考えていかなければならない。

 

橘玲氏の【「読まなくてもいい本」の読書案内】では、“「知性を鍛えるにはこの本を読みなさい」というアドバイスが溢れている”中で、“知の最先端を効率的に到達する”ために、20世紀半ばからの半世紀で起きた“知のビックバン”以前に書かれた本と以後に書かれた本で分類し、僕たちはまず“ビックバン以後に書かれた本”を読むべきと説く。

そして、このビッグバンの原動力となっているのが、複雑系、進化系、ゲーム理論脳科学であるという。

 

文系でぼんやり過ごしていた僕にとって上の4つの分野がどのような学問なのか、そのさわりすら分からない。本書では、上の4つの学問の基礎知識や成り立ち、さらに知識を体系的に学ぶために各章の終わりに「ブックガイド」が書かれている。

 

どの知識を体系的に学べば良いのか分からない人にとって、本書は大いに役立つと思う。僕も特に興味が湧いた“進化系”から学んで行きたい。